1997年にレオナルド・ディカプリオ主演で映画化された「タイタニック」
実話が映画化され、実際に豪華客船が沈没したことをこの映画で知った方が多いのではないでしょうか。
沈没して110年以上経過していますが、タイタニック号は引き上げられることはないのでしょうか?
この記事では、
- 「タイタニック号」を引き上げない理由は?
- 「タイタニック号」沈没場所や現在の様子は?
についてご紹介します。
なぜ110年以上経った現在タイタニック号は引き上げられないのか、その理由と未だに海底に沈むタイタニック号の沈没場所や現在の様子についてわかる内容となっています!
ぜひ最後までご覧くださいね♪
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「タイタニック号」を引き上げない理由は?
- 現代の技術で引き上げは不可能
- バクテリアの要因
- 膨大な費用がかかる
https://t.co/hOjLOND4fX
— 敷島_金鵄@侏儒の艦これ勢 (@551_confucius) June 22, 2023
BBCのニュースに現存のタイタニック号の映像が出てきてましたが、やっぱり映像が少ないのか、姉妹船オリンピック号のニュース映画の映像も使っていますね pic.twitter.com/944S7Akpkr
「タイタニック号」を引き上げない理由として、以上の3つの理由が要因となっています。
その理由について詳しく見ていきます。
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現代の技術で引き上げは不可能
1912年に海底へと姿を消したタイタニック号。
実は、事故後すぐの1912年タイタニック号を見つけて引き上げるという計画はありましたが、当時は海底を捜索する技術はありませんでした。
沈没して110年以上の現在でも長い間海中に沈んでいたことにより、船体は風化してすぐ瓦解してしまうため引き上げが難しいと言われています。
タイタニック号の深さはどのくらいですか? pic.twitter.com/KMDUlvMtqw
— 禅 (@N8DlDF7sWxu0uV8) June 23, 2023
その上タイタニック号が沈んでいる海底の深さは3,600m以上もあり、富士山の標高とほぼ同じです。
そのため引き上げるには不可能に近いと言われています。
バクテリアが要因
長い年月を経て海底に沈んでいたタイタニック号は、人工漁礁として海洋生物たちの生息地として完全に定着しています。
そのため、引き上げてしまうと、築かれた生態系が破壊されてしまいう恐れも。
船体の沈没後、海底に定着した生態系には、新種のバクテリアであるハロモナス・ティタニカエが存在することが判明しています。
このバクテリアは、タイタニック号の鉄製外壁を酸化させ、錆を生成することで生存のエネルギーを得ているとか。
この特性により、船体は長い年月をかけて徐々に劣化し、引き上げ作業の難易度を高めています。
タイタニック号は金属を食べるバクテリアや塩分による侵食作用によって2030年には完全に消え去ってしまうらしい#タイタニック#金曜ロードショー#金曜ロードSHOW pic.twitter.com/52kjgc8nn9
— SAYJOY@えんじょい (@sayjoy_enjoy) May 14, 2021
専門家によるとバクテリアは1日に180kgもの金属を分解することができ、2030年には完全に消滅してしまうようです。
膨大な費用がかかる
船の引き上げには膨大な費用がかかります。
記憶に新しい知床観光船「KAZIⅠ」の引き上げで約10億円の費用がかかりました。
また韓国の「セウォル号」は、1,019億ウォン(日本円 約100億円)の費用がかかっています。
では「タイタニック号」の引き上げにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
総トン数や沈没地点の水深など下記でまとめてみました。
船名 | 総トン数 | 旅客定員 | 沈没地点水深 | 引き上げ費用 |
---|---|---|---|---|
KAZI Ⅰ(カズワン) | 19トン | 65名 | 海底182m | 約10億円超 |
セウォル号 | 6,825トン | 960名 | 海底44m | 1019億ウォン(約100億円) |
タイタニック号 | 46,328トン | 2,453名 | 海底3,600m | ? |
ここから推測してもタイタニック号はセウォル号の約6.8倍の大きさで、水深も桁外れの深さです。
その上110年以上も経過していることから腐食も進んでおり、引き上げるにもかなりの手間がかかることが予想されます。
ここからも膨大な費用がかかることが予想されますね!
「タイタニック号」沈没場所や現在の様子は?
✓ 緯度経度情報 41°43’35.00”N49°56’54.00”W
「タイタニック号」の沈没場所は以上の通りとなっています。
またタイタニック号の現在の様子が確認できる動画は下記の通りです。
サビが垂れ下がったようになっていながら船の原型はとどめていますが、2030年には腐食により消滅すると言われています。
バクテリアの力はスゴイですね!!
まとめ
「タイタニック号」を引き上げない理由と沈没場所や現在の様子についてご紹介しました。
- 「タイタニック号」を引き上げない理由は、
1.現代の技術で引き上げは不可能
2.バクテリアが要因
3.膨大な費用がかかる - 「タイタニック号」の沈没場所は、
・大西洋のニューファンドランド島の沖合
・緯度経度情報 41°43’35.00”N49°56’54.00”W - 「タイタニック号」の現在の様子は、
バクテリアにより腐食は進行しているが、サビが垂れ下がったようになっていながら船の原型はとどめている
「タイタニック号」の引き上げは技術的にも現状からも難しいようですね。
膨大な費用もかかり、生態系が崩れる可能性もあることから引き上げ自体にメリットはなさそうですね!
このまま風化していくタイタニック号を見届けるしかないようです。
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